3/9ミニコンサートを終えて

こんにちは。方波見一真です。

先日は長崎市三和公民館のミニコンサートにお越しくださりありがとうございました。

多くの方に足を運んでいただき、心より感謝申し上げます。

星に願いを演奏時、一年間お世話になったピアニストの樋口 梨絵さんと

ミニコンサートでは、以下の楽曲を演奏いたしました。

  • 挾間美帆さん 編曲「星に願いを」
  • 小六禮次郎さん 作曲「SAKURA」
  • ドゥニ・ベダールさん 作曲「ファンタジー」

これらの楽曲は、令和6年度のアウトリーチ事業のプログラムでも演奏した曲目です。私のアウトリーチのテーマは「想像」。その中で、「SAKURA」と「ファンタジー」は核となる楽曲として組み込んでいました。

今年度のアウトリーチ活動の集大成として、この2曲をミニコンサートでも演奏したいと思い、プログラムに取り入れました。

ドゥニ・ベダールの「ファンタジー」に思うこと

ドゥニ・ベダールさんの「ファンタジー」は、人間のさまざまな感情が織り込まれているように感じています。

楽しいこと、悲しいこと、寂しさや痛みを抱えながらも、やがて「家(テーマ)」へと戻り、そこからまた前を向いて歩んでいく——そんな心の動きが描かれているように思います。そして最後には、「どうにかなるさ、ちゃんちゃん」とでも言うように、軽やかに終わるところも魅力に感じています。

「SAKURA」を選んだ理由

SAKURA演奏時

「ファンタジー」の前にどんな曲を演奏すれば、より「想像」を膨らませてもらえるだろうかと考えたとき、選んだのが「SAKURA」でした。

桜は日本人にとって特別な存在と言えるのではないでしょうか。

そして、単に「桜」といっても、世代や経験によって抱くイメージはさまざまです。例えば、私の親の世代にとっては紅白歌合戦の桜吹雪を思い起こさせるかもしれませんし、また卒業シーズンの別れを象徴するものとして捉えられることもあるでしょう。

そのように、桜にはさまざまなイメージがあるからこそ、「ファンタジー」へとつながる重要な役割を担うものとして、「SAKURA」をプログラムに組み込みました

そして、今回のミニコンサートで、ゲストステージの前にゲストが登場するのは異例のことでしたが、どうしても穏やかに慎ましく「SAKURA」をクラシックギターとともに演奏したいという思いがありました。

泉さん、松田さんにご相談したところ、快く承諾してくださり、今回の共演が実現しました。このような機会をいただけたことに心から感謝しています。

アンサンブルステージ

最後には、共演者全員でのアンサンブルステージ。

  • 「翼をください」
  • チック・コリアの「スペイン」
  • アンコールの「Nagasaki Green & Blue」

フルート、ギター、バスクラリネット、アルトサクソフォン、ピアノという珍しい編成でのアンサンブルは、とても楽しい時間でした。

終演後に出演者全員と

今回のミニコンサートでは、日頃から長崎市や全国でアウトリーチ活動をされている方々と共演でき、貴重な学びを得ることができました。

来年度も長崎市アウトリーチ事業登録アーティストとして活動を続けていきますので、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

本当にありがとうございました!