松﨑国生さん

私と松﨑国生さんとの最初の出会いは 2014年1月11日(土)のヴァイオリニスト、森悠子さんの弦楽器を習っている子供たちを対象とした、第2回プロペラプロジェクトでした。

私はこの頃、事あるごとに森悠子先生のヴァイオリンの講習会を聴講するため、東京から夜行バスに乗り通っていました。

今後の何かヒントになるものがあると思ったからです。

この講習に本来は松﨑くんも聴講に来ていたようです。

しかし、森先生はいきなり「松﨑くんに楽器を誰かして」と、いきなり松﨑くんを子どもたちと聴講生の前に引っ張りだしたのです。ジェリミアーニのラフォリアとヴィヴァルディの調和の霊感で子供たちをバックに即興でソロを弾いてというのです。松﨑くん本人は、弾き始める前は戸惑いっている様子でしたが、演奏が始まると、なんと楽しそうにヴァイオリンを弾くことでしょう。

またそれが上手で、その即興も面白く楽しいもので、驚いたことを鮮明に覚えています。

それから、何年かしてたまたま聞きに行った東京の演奏会でバッタリお会いして、たまたまその演奏会で松﨑くんのヴァイオリン独奏曲が演奏させたのでした。まさか作曲もされているなんて!とまた驚いたのでした。それからの活躍は彼のホームページを見ての通りです。

昨年、長崎サクソフォンアンサンブルの立ち上げのために、思い切って連絡をとってサクソフォン四重奏のための楽曲を委嘱。「でんでらりゅうば変奏曲」を作曲してくださいました。(この曲はいずれ必ず皆さんにお聞きいただく機会を設けます。)

そのご縁から、私が日頃お世話になっている永源美恵子さん、田中洋太さんをご紹介し、この度の10月25日の演奏会では新たにでんでらりゅうば変奏曲を作曲してくださいました。

急遽、演奏した動画ですが、松﨑さんの面白楽しく、素敵なでんでらりゅうば変奏曲を少しだけお聞きください。本来はここにヴィオラが入る編成です。10月25日は完全版を是非お楽しみください。

方波見 一真